市場としての競馬
競馬とは、馬に騎手が乗って競走する競技。
そして、その競走の順位を予想して投票するギャンブルです。
…すみません。こんなこと、あえて堂々と言葉にしなくてもいいですよね。
ここでは競馬の根本的な仕組みについて少し掘り下げてご紹介しています。
ギャンブルとしての競馬から、財テク投資競馬という稼ぐ手段としての競馬へ。
いつも何となく楽しんでいた方は、少し見方を変えてみてください。
お金を増やすための対象として考える以上、
その市場が安定していることがまず一番大事ではないでしょうか。
この点について、ギャンブル運営の成り立ちという角度からみると
以下のように考えることができます。
ギャンブルは胴元(ギャンブルを受ける側)と子(投票する側=プレイヤー)がいて成立します。
競馬ならJRA(中央競馬の場合)が胴元、私たちがプレイヤーとなります。
胴元はギャンブルを運営するにあたって、その運営形態を決めなくてはなりません。
どういうことかというと、ギャンブルには大きく分けると
ブックメーカー方式とパリミチュエル方式という2種類の運営方式があるんです。
前者は海外のギャンブルで採用されている原始的な方式で、
胴元がオッズを並べて各プレイヤーがそれぞれ賭けるといういたってシンプルなやり方。
賭け金とオッズのちょうじりをその都度合わせて手数料を得ながら、
イメージとしては胴元がプレイヤーとガチンコの予想勝負をするという方法です。
ブックメーカー方式のギャンブルでは投票した時のオッズで払い戻しになるので、
場合によってはプレイヤーが胴元に勝つことも平気でおこります。
つまり払戻が全投票額を上回る可能性があるということ。
ちょっと危険な運営形態ですよね。
一方後者のパリミチュエル方式は安全性が重視された後発的なギャンブル運営システム。
そして日本の公営競技すべてにおいて採用されています。
つまり日本の競馬はパリミチュエル方式です。
これは別名トータリゼータ方式とも呼ばれており、その具体的なカラクリは
胴元はプレイヤーの全投票額から一定の手数料をあらかじめ控除し、
残った額を原資としてオッズを割り振り、払い戻しをするということになっています。
具体的には、日本の競馬では全投票額の25%がJRAの手数料としてあらかじめ控除され、
残りの75%のお金を元にオッズが各馬、各通りに割り振られることになります。
つまり、パリミチュエル方式でのギャンブル運営は
胴元に投票額に応じて一定の利益が必ず入ってくるので、
ブックメーカー方式に比べ経営が安定するようになっています。
またJRAはレースの結果がどうなろうと、あまり関係ないんです。
私たちプレイヤーはJRAという仏様の掌の上、という感じでしょうか。
競馬をしているときに、これはJRAとの勝負だ、なんて考えないですよね。
JRAは運営システム上払戻しが投票額を上回ることがないですから、
プレイヤーの勝ちすぎによる破綻で競馬が無くなることはありません。
また当然ですが、競馬の結果と景気変動は関係ありません。
「あの馬、最近円安だからタイム遅いな~」なんてないですよね(笑)
何とか予想を的中させるためにあの手この手で分析するんですが、
そこに景気の波が影響するとなるともう材料が多すぎで予想の仕様がありません。
しかし景気は関係なく、私たちはいつでも
レースに勝つ馬はどれなのか?という点に意識を向けるだけ。
パリミチュエルという安定したギャンブル運営の骨組みがあり、
競馬と景気は関係ないということから、
競馬は時代に左右されることなくあなたのペースで取り組むことができる市場というわけです。
いかがでしょうか?少々無理がありましたか?
競馬はギャンブル。もちろんこれは変わりません。
しかし、一般的には投資と考えられているFXや為替、株式の短期売買など、
投機的な要素が強い取引は見方によってはギャンブルと同じなんです。
というのも、競馬にせよFX・為替・株にせよ、稼ぐ為に必要なのは情報と分析ですよね。
稼ぐ為に情報を集めて予想を立て黒字を目指すという作業は一緒です。
それが景気の波を読むのか、馬の実力を読むのか、その違いだけ。
世界規模の恐慌で、為替が下がったり株が暴落して資金を回収できない。
市場ではよくあることですが、そんな後々まで影響する波乱は競馬レースにはありません。
穴馬が勝って万馬券がつくことはあっても、単発のレースの出来事。
結局、何が言いたいのか。
お金を増やす手段として、金融投資に取り組むのか、
競馬を投資と見立てて分析力を高めて挑戦するのか、それは好みの問題です。
的中予想ノウハウと資金コントロール法を組み合わせて
お金を増やそうというのが財テク投資競馬であり、
それは情報収集と分析力があれば可能だということです。
そして、繰り返しになりますが、
ギャンブルとしての骨組みがしっかりしており景気変動も関係ないということから、
一度稼ぐコツを身に着ければ継続的にプラスを出せるようになる、というわけです。