複数買い回収率の計算方法
競馬で投票する際、毎回1点買いということはありませんよね。
いくつか見込みあるオッズを選んできて投票すると思います。
では、その回収率は計算していますか?
複数点買いの回収率の計算というのは、
何通りかまとめて投票をする際に、平均回収率はいくらなのかを計算し、
どれが的中しても同じ配当になるよう投資額を割り振る方法ということです。
この計算は、当サイトで紹介している計算機で簡単に行えますが、
屋外で手計算をしないといけない際に計算式を覚えておくと便利なので、ご活用下さい。
例えば、あなたが馬連で見込みある以下の3つのオッズを選んできたとしましょう。
A-B 8,2倍
A-C 13.5倍
B-C 14.7倍
この3点の回収率を計算します。公式は
1/(1/オッズ+1/オッズ+1/オッズ…)
※ / は割り算、カッコ内は選んだオッズの数で増えていきます
この例の場合、
1/(1/8.2+1/13.5+1/14.7)となります。
1÷8.2=0.1219
1÷13.5=0.0740
1÷14.7=0.0680
0.0219+0.0740+0.0680=0.2639
1÷0.2639=3.789
つまりこの計算から、3点の回収率は378.9%ということです。
378.9%というのは、1点買いで3.78倍と同義。
では、ここから、各オッズへの資金の割り振りを計算しましょう。
計算公式は1/オッズ×回収率となります。
先ほどの数値をそのまま使い、
0.1219×3.789=0.461⇒配分46.1%
0.0740×3.789=0.280⇒配分28%
0.0680×3.789=0.257⇒配分25.7%
合計すると、99.8%。この数値は約100%になっていればOKです。
資金をこの配分で割り振ると、どれが的中しても3.78倍となるわけです。
例えばあなたがこの3点に1万円の資金を用意した場合、
A-B 8.2倍 4620円
A-C 13.5倍 2800円
C-B 14.7倍 2570円
とすると、
A-B的中時 8.2×4620円=37,884円
A-C的中時 13.5倍×2800円=37,800円
C-B的中時 14.7倍×2570円=37,779円
多少の違いはあれど、ほぼ3.78倍です。
いかがでしょうか?
この計算ノウハウをマスターすれば、
複数の見込みあるオッズを選んでその回収率を計算し、
どれが的中してもほぼ同じ額だけ配当がでるように調整できます。
「このオッズを組み込めば、回収率が○%か…ならこれをおさえておこう」という風に、
予想買い目の組み換えができるようになるわけです。
実際に計算するのは慣れないうちは大変なので、
インターネットにつなげる環境で取り組むなら、当サイトの計算機を使ってください。
(使い方はコチラ)